問題1.緩和時間に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.縦緩和時間≧ 横緩和時間である
2.T1緩和はスピンー格子緩和とも呼ばれる.
3.T2緩和はスピンー格子緩和とも呼ばれる.
4.スピンー格子緩和時間とは,縦磁化が初期磁化の36.8%になる時間である
5.スピンースピン緩和時間とは,縦磁化が初期磁化の36.8%になる時間である

問題2.受信コイルに関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.Birdcageコイルは表面コイルとして用いる
2.Arrayコイルは個々のコイルが重なるように配置されている.
3.円形コイルはコイル面が静磁場方向と平行するように配置するとよい
4.筒型超伝導MR装置のガントリ内蔵コイルはSolenoidコイルが用いられる.
5.Circular polattzaJon(CP)コイルの信号雑音比はLinear polarization(LP)コイルの2倍である

問題3.k空間に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.k空間は複素数で表される.
2.波数とは周波数の逆数である
3.k空間の中心は交流成分を意味する.
4.空間周波数の単位はK(Kayser)で表される.
5.位相エンコード数を少なくすると撮像時間は長くなる

問題4.NEMAにおける歪みの性能評価法に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.スライス厚は5mm以下とする.
2.歪率の許容範囲は,± 10%である
3.PIやGEの測定時は周りを水溶液に浸す
4.距離の測定間隔は45° 以下で4本以上とする.
5.測定値と実寸の誤差割合を算出し,最大誤差を表記する.

問題5.NEMAにおけるSNR測定に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.測定法は差分法である
2.算出式はSNR=S/(√ 2× SD)である
3.Fast SE法は撮像シーケンスとして使用できない
4.体幹部はボディーコイルで,頭部はヘッドアレイコイルを使用する
5.ファントムはT1値が1200ms以上でT2値が50ms以下のものを使用する.

問題6.パラレルイメージングのSNR測定に関する正しい記述はどれか.(正解2つ)

1.位置依存性がある.
2.ジオメトリーファクターに依存する
3.臨床画像では空中雑音法を用いる
4.臨床画像では空中信号法を用いる.
5.必ず感度補正を行つた画像を用いる.

問題7.同じ大きさのFOVでマトリクス数を512× 512から256× 256に変更し,受信バンド幅を2倍とした場合のSNRは何倍か

1.2倍
2.4倍
3.4*√2倍
4.4/√2倍
5.2/√2倍

問題8.頭部の解剖に関する正しい記述はどれか.(正解2つ)

1.穿通枝は中大脳動脈のみに存在する.
2.前脈絡叢動脈は内頸動脈から分岐する.
3.脳下垂体には血液脳関門(BBB)は存在する
4.黒質はメラニン色素を持つており橋に存在する.
5.外側レンズ核線条体動脈(LSA)は穿通枝である

問題9.頭部のMR Venographyに関する正しい記述はどれか.((正解2つ)

1.Aは上矢状静脈洞である
2.Bはガレン大静脈である.
3.Cは下矢状静脈洞である.
4.DはS状静脈洞である.
5.A― Dすべて架橋静脈である.

問題10.上腹部の解剖に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.胆汁は胆嚢で生成される
2.副脾は膵内にも存在する
3.十二指腸は腹腔内臓器である
4.副腎は皮質と髄質に分かれている.
5.肝門とは左葉内側区(S4)と尾状葉(Sl)の間隙である

問11.膝の解剖に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.膝を伸展すると前十字靭帯は緊張する
2.後十字靭帯より前十字靭帯の方が太い.
3.前十字靭帯には2つの主要な繊維束がある
4.前十字靭帯より後十字靭帯の方が断裂する頻度が高い.
5.膝を構成する靭帯は前十字靭帯,後十字靭帯,側副靭帯である.

問題12.乳房の解剖に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.乳管は乳頭に集合する.
2.副乳は乳房外には生じない
3.造影剤は母乳から排泄される
4.乳腺は腺葉が集まり小葉になる.
5.乳腺はクーパー靭帯で固定されている

問題13.女性骨盤のMRI検査に関する正しい記述はどれか.(正解1つ)

1.Dermoid cystはT1強調像で高信号,T2強調像で低信号を示す
2.子宮腺筋症は点状出血によりT1強調像で散在する高信号を示す
3.成熟嚢胞性奇形腫におけるT2強調像の低信号はshadingとよばれる.
4.T2強調像で低信号を示す筋層内病変で境界不明瞭なら子宮筋腫とされる.
5.Endometriotic cystは皮脂腺から分泌された皮脂によりT1,T2強調像で高信号を示す

問題14.心臓のMRI検査に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.薬剤負荷を行う際には前処置が必要である.
2.心臓サルコイドーシスの好発部位は心筋内層である
3.冠動脈の血流は安静時には85%狭窄しないと低下しない
4.薬剤負荷を行うと,安静時では判断できない冠動脈狭窄の存在を知ることができる
5.心臓サルコイドーシスでは造影剤を使用すると血流欠損はほとんどなく,遅延造影を示す

問題15.前置胎盤のMRI検査に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.EPIを使用し動きに対応する.
2.癒着胎盤を合併することがある
3.T1dark bandがみられることがある
4.血管増生や血栓などがみられることがある
5.Steady state free precessionにて低信号を確認する.

EPIを使用する?シングルショットでよさそうですが。

問題16.関係のある正しい組み合わせはどれか(正解2つ)

1.脂肪肝 ――― Focal spared area ――T2強調画像
2.脳梗塞 ―――Intra arterial sign ―拡散強調像
3.前立月泉癌 ―神経血管束 ―T1強調画像
4.子宮頸癌 ――Stromal ring ―T2強調画像
5.粘膜下筋腫――Bridging vascular sign―― T2強調画像

問題17.脳疾患の拡散強調像の所見に関する正しい記述はどれか.(正解3つ)

1.出血性脳梗塞では,高信号となることがある
2.低悪性度の脳腫瘍では,高信号となることがある
3.脳膿瘍では,多くの場合脳脊髄液と同程度の信号強度を呈する.
4.多発性硬化症では高信号となつている部位のみに炎症反応がある
5.クロイツフェルトヤコブ病では,脳皮質のみに高信号を認める症例がある.

問題18.MRIの造影検査や造影所見に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.eGFRは糸球体1分間あたりの濾過能力である.
2.本邦で認められている消化管用造影剤は,Tl強調像で低信号を呈する.
3.Gd系造影剤によるT1強調像での造影効果は,水のT1時間延長効果を利用している
4.Gd-EOB-DTPA投与後の肝細胞相で,原発性肝癌はすべて肝細胞より低信号を呈する
5.Gd系造影剤を用いた灌流画像であるdynamic susceptibility contrast法では,T2*強調系の画像による信号低下を利用している.

問題19.Proton MR spectroscopy(MRS)に関する正しい記述はどれ(正解2つ)

1.乳酸(lactate)は虚血で上昇する
2.コリン(Cho)は多発性硬化症で上昇する.
3.放射線壊死のような病態では脂質(lipid)が低下する
4.cho/NAAの上昇は悪性腫瘍に高い感度と特異度を示す
5.NAA(N― acety―aspartate)はびまん性軸索損傷で上昇する

問題20.MRIの組織コントラストに関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.線維成分の多い組織では,Tl強調像,T2強調像ともに低信号となる
2.Magnetization transfer contrast(MTC)法は結合水の信号が増強する
3.プロトン密度強調像は,半月板の描出に優れ膝関節の評価に有用である
4.Arterial spin labeling(ASL)法の定量画像はプロトン密度強調像で信号補正を行う.
5.Blood oxygenation level dependent(BOLD)法は酸素化ヘモグロビンによる信号変化を利用する

自信なし。4.○5.信号変化を起こす(信号低下)のはデオキシヘモグロビンである。酸素化ヘモグロビンが相対的に多くなるから信号強度が高くなる。文章の解釈次第では答えが変わりそうです。

問題21.Single― shot EPI(echo planar imaging)に対するmulti-shot EPIの特徴に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.撮像時間が短い
2.傾斜磁場への負荷が少ない
3.磁化率アーチフアクトが増加する.
4.動きによるアーチファクトを生じやすい.
5.エヌハーフゴースト(N/2 ghost)を生じやすい

問題22.脂肪抑制技術としての反転回復法に関する正しい記述はどれか※ CHESS:chemical shift selective saturation(正解2つ)

1.CHESS法より信号雑音比が向上する
2.CHESS法より撮像時間が延長しやすい.
3.CHESS法より加熱効果の影響を受けやすい
4.CHESS法より磁場の不均一性に左右されやすい
5.脂肪と同様のTl値をもつ組織はすべて抑制される.

問題23.撮像シーケンスに関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.CISS(constructive lnterference in steady state)は動きに強い.
2.ASL(arterial spin labeling)で算出できるのは局所血流量である
3.Dixon法にて(In-phase)― (Opposed-phase))/2を計算すると水画像が得られる
4.Balanced SSFP(steady― State free precession)の信号強度はT1/T2に比例する
5.SWI(susceptibility weighted image)でGd系造影剤を用いると細い静脈が見えやすくなる

問題24.化学シフトに関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.水のlH原子核の化学シフトは脂肪より約3.5ppm大きい.
2.化学シフトアーチフアクトは受信バンド幅を広げると強くなる.
3.第2の化学シフトアーチフアクトはあらゆる方向に出現する.
4.第2の化学シフトアーチフアクトは逆位相画像だけに見られる
5.EPIを除き化学シフトアーチフアクトは位相エンコード方向に現れる

問題25.MRI画像撮像時に発生する騒音に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.患者が接角できるあらゆる領域において99dBより高いピーク音圧レベルの騒音を生じてはならないとされている
2.静磁場中で傾斜磁場コイルに流れる大パルス電流をオンオフさせることで傾斜磁場コイルが振動し,騒音が発生する
3.1時間の等価騒音レベルが140dBAを超える場合は,聴力保護具を適切に使用するべきだとJISZ4951に記述されている
4.騒音の測定方法としてはNEMA MS4が用いられ,MR装置最大の傾斜磁場騒音をMGAN,臨床画像撮像条件で発生する最大騒音をMCANと定義されている
5.聴力低下に対する保護の規格は,職業的に長期にわたつて騒音にさらされる人が永久的に難聴となるリスクに基づいており,24時間平均として80dBAが限界値として広く受け入れられている

問題26.JISZ4951 2017における比吸収率SAR(W/kg)に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.静磁場強度の2乗に比例し,傾斜磁場強度の2乗に比例する
2.最大エネルギー量(SAR ×検査時間)は,リスクマネジメントによって制限される
3.成人に4W/kgの高周波を照射した場合,体内深部温度が1℃上昇するというのが基本的な考え方である
4.第一次水準管理操作モードでの全身SAR上限値は,周囲温度が1°C上昇する毎に0.25W/kg低下させるべきである
5.任意の10秒間にわたるSARの上限値(短期SAR)は,既定値(各身体領域と操作モードにより決められた上限値)の5倍を超えてはならない

問27.クエンチに関する正しい言己述はどれか(正解3つ)

1.緊急減磁装置を動作させるとクエンチが発生する
2.永久磁石型MR装置でもまれにクエンチが発生する
3.クエンチが発生しても磁力が保たれているので吸引に関して注意が必要である
4.野外のヘリウムガス排気日の付近では通行人などが近づかないように警告表示板などを設置する
5.クエンチ発生時MR室(撮像室)内の圧力は少し高くなるためドアは外開きもしくはスライドドアであることが望ましい

問題28.以下の記号を説明した記述に関して正しいものはどれか(正解3つ)

1.(A)はMR適合を示している
2.(B)はMR条件付適合を示している
3.(A)は撮像した画像に影響を及ばすことがある
4.C)は能動的植込型心臓デバイス装着者の立ち入り禁止を示している
5.(A)(B)(C)全ての記号は安全のためMR撮像室の入口に掲示する

問題29.JISZ4952:2012(IEC62464-1:2007)「磁気共鳴診断装置第1部基本画質パラメータの決定方法」に規定されているのはどれか(正解3つ)

1.比吸収率(SAR)
2.信号雑音比(SNR)
3.2次元幾何学的歪
4.ゴーストアーチファクト
5.梢神経刺激(PNS)閾値レベル

問題30.下図は傾斜磁場(赤線)とdB/dt(磁場の時間変化率,青線)の波形である傾斜磁場強度10mT/m,実効刺激持続時間(立上り時間)0.1msとした場合dB/dtおよびSR(スリューレート)を求めた時の適切な組合せはどれかただしdB/dtは磁場中心から0.2mの位置で算出する

1.dB/dt:100T/sSR:100T/m/s
2.dB/dt:20T/s SR:200T/m/s
3.dB/dt:40T/s SR:100T/m/s
4.dB/dt:20T/s SR:100T/m/s
5.dB/dt:20T/s SR: 20T/m/s

問題31.条件付きMRI対応ペースメーカを植込んだ患者のMRI検査を実施するための要件に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.磁気共鳴専門技術者でないと実施できない
2.呼吸停止のシーケンスを撮像してはならない
3.検査時は生体モニタを装着しなければならない
4.所定の研修を受講していなければ実施できない
5.ペースメーカのMRI対応モードは自己脈より長く設定する

問題32.MRI用造影剤に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.ガドリニウムは原子番号64の重金属で生体に対して強い毒性がある.
2.CTとMRIでは造影剤を禁忌とする推算糸球ろ過量(eGFR)の基準値が異なる.
3.超常磁性酸化鉄製剤(SPIO)はヘモクロマトーシスなど鉄過敏症の患者に禁忌である.
4.線状型キレート構造のガドリニウム造影剤を繰り返し使用すると小脳歯状核に蓄積する.
5.高濃度(1.Omo/L)造影剤を急速静注すると造影剤濃度が高くなるため超早期相でより高信号に造影される.

問題33.安全基準として添付文書に記載される静磁場における空間の傾斜磁場(空間勾配磁場)に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.単位はgauss/cmまたはtesla/mで表す.
2.ガントリZ軸方向の開口部より中心部の方が強い
3.ガントリX―Y方向の辺縁部より中心部の方が強い.
4.この値は「磁場による力」X「静磁場」によって求まる.
5.水平静磁界の磁束密度分布の最大偏向角点である.

問題34.添付文書の記載内容に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.添付文書は電子化して公開しなければならない
2.MRI検査に関する記載事項がなければMRI検査は施行可能である.
3.被検者のいかなる状況においても添付文書を逸脱すると刑事責任を問われる.
4.条件付MRI対応ペースメーカの添付文書には患者への教育の徹底が記載されている.
5.添付文書は医療機器や医薬品の製造者が遵守しなければならない事項が記載されている.

問題35.発熱の危険性を高める因子はどれか(正解2つ)

1.造影剤
2.高周波強度
3.静磁場強度
4.超電導冷媒量
5.傾斜磁場強度変化率

問題36.MR血管撮像(MRA)に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.飽和効果を減少させるにはフリップ角を増加させる
2.PC(phase contrast)MRA法は血流方向を示す画像を強度画像で示す
3.VENC(velocity encoding)が小さすぎると速度折り返し現象が起こりやすい
4.MT(magnetization transfer)パルスは脳では流れの速い血管の描出をよくする
5.TONE(tilted optimized non-saturating excitation)は異なる励起フリップ角を用いて飽和効果を減少させる

問題37.FLAIR画像に見られる脳脊髄液信号の抑制不良(矢印)に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.長いTIが原因である
2.縦緩和時間が短いことが原因である
3.スライスギヤツプが広いと顕著になる
4.Inversion pulseの励起帯域が狭いと顕著になる
5.Acquisition数(concatenation数,package数)を減らすと顕著になる

問題38.3D TOF-MRA MIP画像の内頚動脈の信号欠損(矢印)に関して血管狭窄以外に考えられる影響はどれか(正解2つ)

1.乱流
2.飽和効果
3.位相分散
4.MTC効果
5.In-flow効果

問題39.画像のアーチファクト(矢印)に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.エイリアス信号によるものである
2.受信バンド幅を狭くすることで防ぐことができる
3.飽和パルスを印可することで発生を防ぐことができる
4.ナイキスト周波数以上でサンプリングしたときに発生する
5.サンプリング間隔が標本化する周期の半分より大きい場合に発生する

問題40.Gradent Echo 型 T1強調画像の大動脈由来のアーチフアクト(矢E口)に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.TEを短くすると間隔(D)は狭くなる
2.加算回数を増やすと間隔(D)は狭くなる
3.心拍周期が短くなると間隔(D)は狭くなる
4.流速補正傾斜磁場を用いると軽減できる
5.プレサチュレーションパルスを用いると軽減できる

問題41.高速撮像法に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.スパイラルスキヤンは信号取得時のk空間座標が極座標系になる
2.圧縮センシングとはエルミート対称性を利用してk空間の一部をサンプリングする方法である
3.Parallel imagingはk空間を聞引いて信号を取得し複数コイルの空間的感度差を用いて画像を作成する
4.SENSE(sensitive encoding)法を用いた場合のSNRは用いない場合の1/√R(reducuon factor)倍となる
5.SMASH(simultaneous acquisition of spatil harmonics)法はフーリエ変換後に複数コイルの空間的感度差を用いて展開する方法である

問題42.メタルアーチフアクト対策に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.スライス厚を厚くする
2.空間分解能を高くする
3.受信バンド幅を広くする
4.空間飽和パルスを用いる
5.送信RFのバンド幅を広くする

自信なし。4.飽和パルス加えてアーチファクトが無くなるわけではないので?です。5.送信バンド幅を広くするとスライス厚が厚くなりそうですが、、、?ですがシーメンスのsyngo WARPは送信バンド幅を広くすることでアーチファクトを低減しているようです。このことを問いているのかな?

問43.Balanced SSFPに関する正しい記述はどれか.(正解2つ)

1.信号強度はT1/T2に比例する
2.TEとTRはコントラストの指標とはならない
3.Banding artifactはTRを短くすると低減できる
4.血液を高信号にするにはフリップ角を浅くすると良い.
5.各k―space orderのshot間隔が長いほど軟部組織と血液の信号が減少する

問題44.Fast SE法にて受信バンド幅を広げたときの影響に関する正しい記述はどれか.(正解1つ)

1.SNRが増加する.
2.SARが増加する
3.最短TEが長くなる
4.サンプリングタイムが長くなる
5.モーションアーチファクトが増加する.

問題45.SWI(susceptibility weighted imagingに関する正しい記述はどれか.(正解2つ)

1.動脈系の描出に適している.
2.磁化率による周波数分散の違いを強調している
3.静磁場強度は低いほうが微細な磁化率の違いを捉えやすい.
4.ボクセルサイズは小さいほうが微細な磁化率の違いを捉えやすい.
5.微量な鉄沈着や酸素飽和度(デオキシヘモグロビン量)の違いを描出できる

問題46.Arterial spin labeling(ASL)に関する正しい記述はどれか(正解3つ)

1.Pseudo CASL(pCASL)ではRFパルスを連続状に印加する
2.Pseudo CASL(pCASL)はpulsed ASL(PASL)と上ヒ較してSNRが高い
3.Continuous ASL(CASL)の代表的な手法としてFAIR,STAIR,PICOREなどがある
4.脳虚血がある場合はpost labeling delay(PLD)によつて描出されるイメージは異なる
5.ラベリングの方法は,大別してpulsed ASL(PASL)とconJnuOus ASL(CASL)に分けることが出来る.

問題47.頚部の撮像技術に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.Motion artifactを軽減するため,受信バンド幅を広く設定した
2.検査依頼内容が脊椎転移性腫瘍の検索目的であつたため,T2強調像から撮像した
3.CSFのflow void artifact軽減のため,T2強調横断像にfast spin echo法を選択した
4.Metal artifactを軽減するため,T1強調像をspin echo法からfast spin echo法に変更した.
5.腕神経叢を評価するため,拡散強調像の脂肪抑制法は局所磁場均一性の高いCHESS法を選択した.

問題48.乳腺の撮像技術に関する正しい記述はどれか.(正解2つ)

1.血性乳汁分泌の診断に丁2*強調像を追加撮像した.
2.両側乳房撮像において脂肪抑制法は使用すべきでない.
3.非浸潤性乳管癌の診断に高いb値の拡散強調像を追加撮像した.
4.拡散強調像はsingle-shot EPI法よりもmulti-shot EPI法の方が歪みは小さい
5.造影ダイナミック検査は時間分解能よりも空間分解能を優先した撮像条件を構築する

問題49.頸動脈のblack blood imagingに関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.呼吸性アーチフアクトを軽減するため脂肪抑制を付加して撮像した
2.プラークの性状を得るために拡散強調画像(b1000s/mm2)を撮像した.
3.2次元データ収集FSE法で撮像する場合は心電同期もしくはよ脈波同期が必須である
4.3次元データ収集再集東フリップアングル法で撮像する場合は心電同期もしくは脈波同期が必須である.
5.3次元データ収集再集東フリップアングル法で撮像する場合は血管走行に対して垂直に撮像断面を設定する必要がある

問題50.心臓の撮像法に関する正しい記述はどれか(正解2つ)

1.レトロスペクティブ心電図同期シネ撮像法はフラッシユアーチフアクトが発生する.
2.心臓perfusion MRIはGd系造影剤をボーラス注入してフアーストパスによるT2*減衰効果を利用する
3.Double-inversion recovery法を用いたblack blood法は2つの選択的inversion pulseを用いて血液信号を抑制する.
4.遅延造影に用いるphase-sensitive inversion recovery(PSIR)法は通常のIR法よりもTIの影響が少ない撮像法である
5.心筋タギング法はスライス内の磁化を空間的に変調させる選択的励起パルス(SPAMMパルス)を用いてシネ撮像を行う

答えは1つしかない???SPAMMパルスは選択的?非選択的?両方記述があります。どちらなのでしょう?